三反田の森は、南に恵那山、西に笠置山、北東に二ッ森、と周囲を山々に囲まれています。正面に笠置山を望み、その恵みを受けています。「三反田」と言う地名は、家の前に拓かれた三反の水田によるものです。ルーツは戦国時代の武将、松永弾正藤原久秀に従っていた武士で、松永久秀が織田信長との安土の戦いに敗れた後、笠置の西ノ洞(毛呂窪)に逃れ棲み、農業のかたわら鍛冶職を営み、次第に栄え、子孫を蛭川に分家。森の周辺には興味深い歴史物語がたくさん言い伝えられています。史跡や自然や地形など、ウォーキングやサイクリングなどで散策してみると、思いがけない情報に出会えます。 画像をタップすると拡大します
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笠置山の山並み
田植えを終えたばかりの田んぼに笠置山の山並みと満開のひとつばたごが映っています。森の南に広がる光景です。
笠置山…標高1128m -
恵那山と恵那峡
東濃を代表する名勝と言えば、恵那山と恵那峡。新東雲橋より撮影しました。中央は大井ダム、その手前は東雲橋です。森より車で10分。
恵那山…標高2191m -
恵那山と苗木城址
地域の歴史を語る上で欠かせないのが苗木藩。その中心となったのが苗木城址。入り口には歴史資料が豊富な遠山資料館があります。
森より車で20分。 -
白山神社(中津川市有形文化財)
境内の中には天神様や南朝神社等が祀られています。毎年9月下旬に大祭が執り行われます。
森より徒歩5分。 -
金剛山宝林寺跡(史跡)
明治維新に苗木藩が行った廃仏毀釈で廃寺となり、その後再興されることなく跡だけが遺されています。
白山神社の南方100m。 -
ホタルの飛ぶ川「桜本川」
6月中旬、ゲンジボタルが沢山飛び交います。地元「ホタルを育てる会」の方による環境整備やホタルの幼虫の餌になるカワニナの放流が続けられています。
森より徒歩10分。 -
「安弘見神社」(金幣社)
慶長19年(1614年)牛頭天王を祀り、明治2年に安弘見神社と改名。毎年4月に杵振り踊りと花馬が奉納されます。杵振り踊りは県指定民族文化財。森より徒歩10分。
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「黒瀬街道」
苗木藩の時代、八百津黒瀬湊と苗木を結ぶ街道が整備。今は名残が残るだけですが、蛭川や苗木の歴史を知る上で重要なルート。苗木…福岡…蛭川…中野方…福地…久田見…八百津…黒瀬湊。
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「神国教」
大正4年(1915年)二宮尊徳の報徳学を基に、内務省の嘱託として来村した井口丑二と安弘見報徳社の纐纈秋三郎が中心になって立教。廃仏毀釈で寺を失った村民の帰宗の動きの中で成立。車で7分。
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長瀞のヒトツバタゴ
標高13m、樹齢100年以上、国の天然記念物に指定されています。5月中旬に真っ白な花を咲かせます。
車で7分。 -
「芝桜の里」
笠置山登山道入口より500mほど上がる。4月中旬から5月中旬までが見頃です。奥に眺められるのが笠置山の山並みです。車で5分。
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田原の睡蓮
博石館より500m、大きなため池の睡蓮が初夏から美しいピンクの花を咲かせます。奥に眺められるのは笠置山。車で7分。
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笹場の苗代桜
ライトアップされた桜が水面に幻想的に映ります。
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桜の里
平成4年に青山さんが一人で植えた100本の桜。田んぼを取り囲むように広がる山や畦に、水仙や花ももと一緒に見事に咲き誇る里になりました。
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二ツ森山頂より
隣町福岡の友人より二ツ森山頂から撮った笠置山の写真が届きました。標高1223mの山頂は100mほど高く、上から見た笠置山の景色が違って見えます。登山道が整備され登りやすい山です。