森の図書館

森を見ていると・・・すべての生き物が、自然の恵みの中で、目に見えない大きな力によって、生かされ、育まれていると感じることがあります。「生きている」と言うより、「生かされている」と言った方がいいと・・・。                    

森づくり、人づくりのヒントを学ぶために出会った本を紹介ます

旅をする木 星野道夫
わが心のアルプス 椋 鳩十
虔十公園林 宮沢賢治

星野道夫、椋鳩十、宮沢賢治…三人に共通しているのは、美しい自然の恵みや生きものへの優しい眼差しです。清らかで純粋な目や心が表現から感じられる本ばかりです。特に、「虔十公園林」は、宮沢賢治の生き方の原点を示唆しているようです。




4 林住期 五木寛之
5 【新訳】正法眼蔵 道元著 ひろさちや編訳
6 こだわらニャい 心配しニャい 迷わニャい
【ブツダの言葉】
監修 加藤朝胤
薬師寺執事長

古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」。「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。…『林住期』(五木寛之)より




7 未来のきみたちが待つ場所へ
先生はいじめられっ子だっ
宮本延春
8 君たちはどう生きるか 吉野源三郎
9 歴史が教えてくれる  日本人の生き方
白駒妃登美

人との出会いによって自分の生き方は成長していく。そのことを左の三冊の本は伝えているようです。7…中学一年の成績表がオール1の著者が27歳で名古屋大学へ入学し高校の教師となった背景に奥さんとの出会いがありました。8…貧困、いじめ、勇気、学問・・・。今も昔も変わらないテーマに、人間としてどう向き合うべきか。中学生、高校生にも読んでほしい一冊。9…「こんな歴史の先生に出会いたかった」と言われるほどの著者の力作です。

10 OWL MOON 月夜のみみずく ジェイン・ヨーレン 著
工藤直子 訳
 
11 月からきたうさぎ みなみらんぼう 作
黒井 健 絵 
 
12 おじいちゃんがおばけになったわけ
キム・フォッブス・オーカソン作
菱木晃子 訳
 
13 アンジュール -ある犬の物語- ガブリエル・バンサン作  
14 たろうとつばき 渡辺有一 作・絵  

                              子ども達といっしょに読んでみたい本です。人と人とのふれあい、生きものへのやさしさ、心温まる物語。大人が読んでも、子どもが読んでも心に残る本です。是非、子どもさんへ読み聞かせてほしい5冊です。                         学校の図書館や地域の図書館などにも置いてあるものばかりです。一度手に取ってみてください。

 

 

 

15 99のなみだ 旅 谷口雅美  他
16 99のなみだ 友 金広賢介  他
17 99のなみだ 星 名取佐和子 他
18  99のなみだ 空  梅原満智子 他
19 少年の涙    佐川里江 他

                              辛いことがあった時、悲しいことがあった時、心が落ち着かない時・・・心が疲れている時に読んでみたい短編集。        「99のなみだ」シリーズは、どの物語もささやかな人生の一コマを温かく優しく切り取っといます。


 

20 私のスイス  
犬飼道子   
21  介護はつらいよ  大島一洋   
22  自分は自分人は人 和田秀樹   
23  「繊細さん」の本  武田友紀   
24 戦艦大和の最期 小林 健   

 

古い家の部屋を片付け整理して、大学の頃・教職の頃にそろえた本や、家内がOL時代に読んだ本などを集めて小さな小さな森の図書コーナーを設けました。その中から読み直して見た本が20~24の本です。改めて読んでみると、以前に読んだ時とは違った味わいが感じられました。

 

25 お話とは  
松岡享子   
26  中国のフェアリ-・テール  ローレンス・ハウスマン訳/松岡享子  
27  にげて さがして ヨシタケ シンスケ  

 

 

上の二冊は、東京子ども図書館ではたらく姪より紹介してもらった本です。特に「中国のフェアリー・テール」は子ども達にも、そして「お話」を愛するすべての人びとに贈る特別な一冊。     ヨシタケ シンスケさんは、今世界中で注目を集めている絵本作家です。子どもだけでなく大人が読んでも心に残る素敵な絵本です

28 木 
  幸田 文  
29  流れる  幸田 文
30  父・こんなこと 幸田 文 

2023年に話題になった映画「PERFECT DAYS」の主人公役所広司が演じていた清掃員の平山が読んでいた本が「木」。興味があって読んだのがきっかけで、幸田文の作品を続けて読みました。観察力の鋭さと表現の豊かさに惹かれました。作者は幸田露伴の次女で、彼女の文章は高校時代の現代国語の教科書で読んで以来です。