桜の里
蛭川の奈良井にある桜の里を訪ねてみました。例年より早い満開と、少しずつズレて咲く菜の花や水仙、そしてミヤマツツジやハナモモまでが一斉に咲き始めていて、コロナ禍での喧噪を忘れさせてくれました。この里を一人で造り始められた青山さんによると、平成4年に檜の間伐をした折り、お母さんの亡くなられた時咲いていたボタンの花の事を思い出し、「山に花木を植えよう」と思い立ち100本の桜の苗木を植えることにされたそうです。あれから30年、自宅の前の田んぼを取り囲むように広がる山や畦に、桜や水仙などが見事に咲き誇る里になりました。人伝てに広がり、沢山の人が桜を楽しみに訪れるようになり、手作りのベンチも用意されています。蛭川学童クラブの子ども達が弁当持ちで来たり、周辺のデイサービスの人達が花の競演を楽しみに来たり、青山さんもこれまでの苦労が報われると話してみえました。