鬼めくり

2月3日節分の夜、家族三人で夕食に鰯を焼いて食べ、その頭と一緒に鬼の顔などを描いたお札を家の玄関や戸口に飾りました。これは鬼の侵入を防ぎ健康と安全を祈る三反田で続けている行事。お札には鬼の顔、13個の線、一筆書きの星を描く。鬼は一年の月と線の数が違うため何度も数え直す。一筆書きの星もどこから描いたのか分からず線をたどるうちに夜が明けて鬼は逃げていくと伝えられています。お札をアセボ(馬酔木)やヒイラギ(柊)の枝とイワシの頭と一緒に魔除けとして飾ります。最近は家庭で飾る家は少なくなりましたが、保育園や小学校では豆まきと一緒に飾ることが多い。隣の下呂市や加子母地区では、子ども達が歩き回って札を持ち帰る行事「鬼めくり」が続けられています。子ども達が持ち帰る事で鬼が退散した事になるそうで、お札にお菓子やお金が付いている家も。日本中が恵方巻きブームになる一方、鬼めくりは派手ではないけれどこれからも続けていきたい行事です。